2011年6月2日木曜日

簡易AVEモード試作中

さて、テンキー入力の試作が完了し、現在テスト中ですが、テンキー入力(画面遷移)のレベル1を取得したため、いよいよ禁断のエリアに足を踏み入れることにしました。それは

「アベレージモード」

簡単にいうと、ある区間の平均時速(指示速度)がわかっている場合、その平均時速に対する早遅を表示するというモードです。

実際のラリーコンピューターでは、リアルタイムに、指示速度に対して何秒遅れて走行しているとかを正確に表示してくれます。

このモードは、早い段階から要望があったのですが、いつかは実装したい程度で考えていました。

で、今回ようやく着手することにしたのですが、いくつか前提項目があります。それは

・GPSの距離計測は1秒単位での早遅表示は無理・・・というか無意味
・表示部分に限界がある。

GPSの件については、どうしても常時計測することが難しいGPSで、1秒単位の精度を求めることは当初から無理だと認識しています。そのため、着手にいたらなかったわけですが。
したがって、あくまでも”参考”程度の表示を前提とする必要があります。

次に、表示部の限界ということですが、せっかく画面遷移を覚えたのだから、AVEモード用に画面を移せば良いじゃん、っていう考え方もありますが、あまり画面が行ったりきたりすることはAndroidの性格上よろしくなさそうです。実際のラリー中も、なるべく表示は動かない方が疲れないかな?と認識しています。

これらを念頭において、とりあえずAVEモードの開発に着手したわけですが、従来のラリーコンピューターの早遅表示は、

「指示速度に対して”何秒”ずれているか?」

ということで、○○秒遅れ!とかで表示されます。この場合、当然1分以上ずれていると、表示は

「○○:XX:**」

というフォーマットにしないといけませんが、ここで先に述べた前提項目の”表示部の限界”というのが効いてきます。

どこに表示するかですが、時計・残り時間・到着予定時刻は常時表示させておきたい。あくまでも参考なのだから、優先度はそれらに比べて低い。と考えると、残りの表示の中で更に優先度が低そうなものと切り替えることになり、結果として”REFUEL(燃料給油までの距離)”を使うことにします。

そうすると、先のフォーマットにした場合、桁がたりないということになります。

そこで、このREFUELと同じ距離で早遅を表示すれば良いのでは?と考えます。

つまり、

「指示速度どおりに走っていると仮定する車と実際の自車の位置との距離差」

を表示したらどうでしょうか?ということです。

指示速度どおりならば、ずれは”0m”になり、遅れていれば”550m遅れてますよ”ということです。

最初は慣れが必要かもしれませんが、参考にする程度であれば、これでも目的としては同じことなのでは?と淡い期待をしています。

ということで、試作がまもなく完成しますので、AVEモードを要望していただいていた方にテストバージョンをお送りしてみようと思います。

どこまで行くんだろう、ASE Rally Monitor・・・。

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