2011年5月2日月曜日

内蔵GPSと外部GPSの差

近いうちにASE Rally Monitorのちょっと大きなアップデートを控えており、最終テストを繰り返しております。具体的にはいくつかの機能の追加と細かいところの修正などですが、その中のひとつとして、すでに何度か出てきている

外部GPSの使用

をチェック中です。

いろいろ考えてどうしたらよいものか?と悩んだ末に、

1.内蔵か外部を選択

2.内蔵の場合は、GPS更新レートを自動で1Hzに設定。外部を使用するときは、1~5Hzまで選択できるようにする。

まず、内蔵GPSの場合、基本的にはMAXで1Hzです。プログラム上では、とにかく最小スパンで更新としてあるので、内蔵GPSを選択した場合は、1Hzにしておけば良いのかな?ということで設定してあります。もし1Hz以外になるようだったら、最悪キャリブレーションで調整可能なので、大丈夫かな?と。

で、外部GPSの場合、一応1~5Hzの5段階で設定できるようにしてみました。GPSロガーによっては、”10Hz”というのもありますが、10Hzでのテスト環境が私に無いため、もし10Hzにした場合、ディスプレイ表示等にエラーがでるとまずいので、当面は5Hzまでとしておくことにしました。

設定画面からレートを選択できるため、GPSロガーを好きなレートで設定したあとは、アプリの設定を同じにすれば帳尻があうはずです。

では、内蔵GPSを使った場合と、外部GPSを使った場合で、どのくらいの誤差があるのか?

そういう疑問が生じたため、同じ区間を内蔵GPS(1Hz)と、外部GPS(5Hz)で比べてみました。その結果は、

内蔵GPS:17900m
外部GPS:17860m

ちょっとびっくりしましたが、誤差は1%未満でした。同じGPSで2回計ってももう少しずれそうなものですが、たまたまとは言え、GPSのくせに?と思う結果でした。

ただし、内蔵GPSの精度というのは、メーカーや世代により大きく違いがあります。私がテストに使っているDocomo SH-03C(SHARP製)は、比較的精度が良いみたいなので、GPSを捕まえる速さなども外部GPSと遜色は無いくらいですが、某メーカーのは明らかにGPS精度が劣るようです。そういう比較的精度が低い端末を使用する際の選択肢として、外部GPSを使えば、精度も向上できるので、良いのではないでしょうか?

ちなみに、現在のところ、外部GPSをASE Rally Monitorで使用する場合、アプリ自体では外部GPSにバイパスできないため、

Bluetooth GPS Provider

というアプリをインストールする必要があります。


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