具体的にはキャリブレーションモード・GPS設定・トリップクリアの設定の追加という、機能の追加がひとつと、マルチスクリーン対応です。
機能の追加は機能自体の不具合だけをチェックすれば良いので、比較的簡単・・・・いうと語弊がありますが、要は自分の端末で毎日テストをしていればチェックできるので、楽なんです。
それに引き換え、マルチスクリーン対応については、アップデートを行った今が一番不安です。
これまでは、あえて対応させていなかったので、マッチしない端末があることを前提としたリリースだったのですが、今回は一応エミュレーターやいくつかの実機では確認したものの、世に流通しているすべてに対してチェックができないため、マルチレイアウト化したが故にレイアウトがおかしくなる端末が出てくるかもしれないという新たな不安が発生しています。
コレばかりは、いつまでも不安がってアップデートを遅らせてしまうと、せっかくのアイデアが新鮮味を失ってしまうかもしれない。でも、なるべく不具合は減らしたいというジレンマを今回初めて体験しております。
とりあえず、主要な端末はある程度テストできたので、今回アップデートいたしました。
この先の機能追加等については、かなり行き詰っているというか、いくつか追加機能の候補はあり、既にテストをしてみたりしているのですが、これ以上いろんな機能を追加していくと、タダでさえ分かりづらいマニュアルが更に分かりづらくなるような気がしています。
ラリーという競技の特殊性は、単に狭い道をありえない速度で競う特殊性だけではなく、ペナルティーや進行過程の特殊性というのがあります。
基本的にはASE Rally Monitor100は現在のバージョンで、WRCや全日本ラリー選手権には参加できると考えています。もちろんもっとお金を出せばより正確だったり、操作性・多機能なコンピューターは沢山あります。しかし、それらの高性能コンピューターに対して、唯一最大のメリットというのが、
手軽さ
です。Androidタブレットで使用していただいている方も沢山おられますが、やはり開発当初は
スマートフォンで使用できる
ということが最大の特徴であると考えていました。そこの手軽さからラリーに触れてもらうというコンセプトは今でも変わってはおらず、この”手軽さ”というのは、端末や入手の手軽さだけをいうのではなく、
操作の手軽さ
も当てはまると思っています。そのため、これ以上多機能になるということは、操作系がどんどん複雑になる印象をご利用いただく方々に与えてしまうんだろうなぁと。
コンセプトを頑なに貫くことも良いことばかりではなく、柔軟な進行というのが重要だということもあるので、難しい選択ではありますが、まずは現バージョンの対応を中心に進めていくことにしたいと思います。
沢山の方から、いろいろアイデアをいただくことは、悩ましくもありますが、やはりうれしいものですし、感謝いたしたいと思います。
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