ラリーは主催者から提供される”ロードブック”という地図により走行いたします。
このロードブックには、次の交差点までの距離が記載されていますが、これは主催者があらかじめ任意の車両にて計測した距離です。車の距離というのは、ある程度の統一化がされてはいますが、標準状態からタイヤ外形を変えたりすると、距離というのは異なってきます。
よって、ロードブックに記載された距離と自分の車(ラリーコンピューター表示)の距離というものには、必ず誤差が生じてしまいます。
この誤差を補正するために、ラリーコンピューターには距離補正モードがあります。
ASE Rally Monitorにも当初から距離補正を設定できる項目がありましたが、暫定仕様ということで、今までは補正係数を手計算であらかじめ出しておき、この数値を登録するという、かなり面倒な仕様でご迷惑をおかけいたしております。
やはり、なるべく簡単に操作するために、このたび
キャリブレーションモード
を実装してみました。
これは、ロードブックなどで特定区間を走行し、その区間のロードブック記載距離を入力するだけで、補正係数を自動計算し、登録してくれるモードです。
従来のラリーコンピューターでは特別珍しいモードでもないのですが、ASE Rally Monitorでどのように実装するかを試行錯誤していました。
とりあえず、計測開始・終了処理で登録できるので、大分簡単になったかと思います。近々他のアップデートと共に公開予定です。
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