先週、外部GPSロガーを入手して、早速更新レート5Hz(1秒間に5回更新)にてテストをしたら、処理が追いつかないようで、表示が引っかかるようになってしまいました。
そこで、少しレートを落として3Hzにて再チャレンジ。
結果は、5Hzよりはマシになったものの、まだ引っかかりはなくなりません。
ちなみに、Androidスマートフォンの更新レートは最短で”1Hz”です。
どうやら、この1Hzというのを最短レートにしている意味が分かってきたような気がしないでもないですね。通常、スマートフォンを使ったGPS関連アプリで、もっとも考えられる一般的なものといえば
Googleマップ
だと思います。GPSをオンにした状態でGoogleマップを起動すれば、常に現在地が表示され、カーナビのように表示します。さらに、
Googleマップナビ
を使うことで、まったく普通のカーナビとして道案内してくれます。もはやポータブルナビの時代は終わったと思うことでしょう。
で、これらのアプリでGPSを使う場合、正直1Hzもあれば使用に問題はない感じです。前にも述べましたが、時速60km/hの際の秒速は約16.5mです。つまり、直前の案内から16.5m前後に交差点がある可能性があるということになります。これって、よほど街中で込み入っていない限りは走行上の問題にはならないでしょう。
ましては、他のGPS関連アプリも一般的にはこれ以上の更新レートは不要でしょうし、今回のテストのように、更新レートをあげれば、次の処理までの余裕がなくなるため、いろいろ弊害が出ることも想定されます。
ということで、余裕を持ってAndroidスマートフォンのGPS更新レートは1Hzなんだろう、と都合の良い解釈をしてみました。
スマートフォンは携帯電話ではなく、小型PCに通話機能がプラスされている端末だという認識でいますが、物には限界があるということで、過度な期待をすることなく、適材適所の役割を求めていく必要がありますし、そうした認識を持ってアプリを開発することが必要なのかもしれませんね。
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