2011年12月14日水曜日

Androidマーケットにおける端末チェック

ここ数週間で、以下のようなお問い合わせをいただくことがありました。

「ASE Rally Monitorを使いたいと思って、●●という端末を購入したのですが、Androidマーケット上で、おたく(私)のリリースするアプリが一切見つからない。もしくは”利用端末は該当アプリは対象外です”とはじかれる」

というものです。これ、一番困るパターンかもしれません。

というのは、アプリのプログラム等の不具合であれば、原因は全て自分(というわけでもないですが)のため、解決もできるのですが、この問題は一概に自分による原因ばかりではないからです。

この問題でまず最初に考えられる原因というのは、

・OSバージョンの不一致

つまり、アプリ側で最低バージョンをAndroid2.2としている場合、当然Android2.1の端末からはマーケット上でアプリを検索することができません。またインストールすることもできません。これはもっとも単純な原因です。

ただ、今回のお問い合わせについては、これは全く該当しません。ARMは2.1以上をターゲットにしていますが、いずれもこれ以上のバージョンですので。

次に考えられる原因ですが、アプリ側で実装する必須機能を端末側で実装していない。例えばGPSを搭載していない端末。これもはじかれるかもしれませんね。ただ、これも今回については該当せず。いずれもGPSを標準で搭載しています。

あとはスクリーンサイズですか。でもアプリ側ではsmallからxlargeまでカバーしています。

と、ここまではアプリ側の可能性による原因です。

これ以外に、開発側でないと分からないことがあります。それは、

・マーケット側で勝手に利用端末を制限している

というもの。アプリのマニフェストや内容により、自動的に利用端末一覧なるものを設定してしまい、それに記載のない端末は、対象外とする的な機能です。実はこれが原因なんだと個人的に思っています。

というのも、今回問い合わせいただいた端末というのは、

Lenovo IdeaPad A1

これは最近発売された7インチタブレットで、その低価格から魅力的かな?と思っていました。問い合わせいただくまで気づかなかったのですが、その時点ではリストにありませんでした。従ってたぶんアプリが見つからなかったんだと思われます。

で、この記事を書いている現在改めて調べてみると、こんな感じで追加されていました。

A1_07というのがたぶん該当端末です。

ということで、こればかりが要因ではありませんが、こんなことでもアプリがマーケット上で見つからないということにつながるという例でした。





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